腹式呼吸でアンチエイジング

日常生活をしている時に、呼吸に注意を向けることはありますか?

先日、たまたま聞いたラジオの健康番組で「現代人の呼吸はとても浅くて、肺の上の方で浅く呼吸をしている」と説明しているのを聞きました。

 

最寄り駅から次の電車に乗らないと待ち合わせに遅刻する、と慌てて走ってハアハアと息を切らした時。

この時は「こんなに息が続かなかったっけ」と呼吸に意識が向きますが、日常の中では全く気にしたことがありませんでした。

 

現代人は呼吸が浅くなっており、十分に酸素が取り込めていない状態になっているそうです。

この酸素が十分取り込めていない状態を解消するのが、腹式呼吸です。

 

腹式呼吸をすることで、肺の奥まで空気をたくさん送り込むことができます。たくさんの空気を吸うことで酸素が多く取り込めます。新鮮な酸素が血液を通じて体のすみずみまで行き渡ると細胞が活性化するため、細胞の若々しさを保ちアンチエイジングにつながります。

いつでもどこでも簡単にできて、お金もかからず、アンチエイジング効果があるのだから、生活の中に取り入れるといいですよね。

 

それではここで、腹式呼吸についてのあれこれをご紹介します。

腹式呼吸の方法

①背筋を伸ばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。

おへその下に空気を溜めていくイメージでお腹をふくらませます。

②口からゆっくり息を吐き出します。

お腹をへこましながら、吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで吐くのがポイントです。

■1日に行う回数の目安

回数は1日5回くらいから始め、慣れたら10~20回が基本です。

【参考】日本医師会ホームページ https://www.med.or.jp/komichi/holiday/sports_02_pop.html

 

腹式呼吸は椅子に座った状態でもできますが、慣れていない人は『おなかを膨らませるように息を吸う』イメージがわかりにくいことがあります。

その場合は、仰向けに寝転んで呼吸をすると腹式呼吸をしやすいですよ。

 

また、1日のうちいつやったらいいのか気になる方にお勧めなのが、リラックスしたいときと就寝前。

 

腹式呼吸はリラックス効果もあります。

例えば、仕事で疲れたので気分転換したいときや、休憩時間にやってみてはいかがでしょうか。

リラックスしてホッと一息つけるし、酸素をたっぷり体に取り込むことで頭がすっきりしますから、次の仕事への切り替えにはもってこいだと思います。

 

就寝前の腹式呼吸は、私の母のお勧めでもあります。

寝付きがあまり良くない母は、腹式呼吸を布団の上で仰向けになって20回ほどすると、すっと眠りにつけると話しています。

個人差はあるかもしれませんが、寝付きが良くない方はぜひお試しください。