美容医療に使われている、若返り因子「GDF11」の発現を増やす成分とは

ポーラ化成工業株式会社と化粧品メーカーオルビスとの研究で、若返り因子「GDF11」を増やす物質を発見したそうです。

これは、肌の若々しさを保ちたいアラフォー世代には気になるニュースですね。

 

では、そもそも若返り因子「GDF11」とはどんなものでしょうか。

 

「GDF11」は人間の体が持っている成長因子の1つですが、老化により「GDF11」は減少します。

「GDF11」が少なくなると、潤いを保つ力が弱くなり、肌の乾燥やシミ、くすみが表れやすくなります。

また、肌の乾燥は小じわの原因にもなり、肌の弾力やハリも失われがちになるという困ったことに。

 

この肌の弾力やハリが失われる困った状態を改善する、美容医療で使われているのも、この「GDF11」です。

これを外から皮膚に注入することによって、エイジングの悩みでもある肌の老化の改善につながる作用があるようです。

 

それでは、この体の中で老化により減少する「GDF11」の発現を増やす物質として、ハスカップエキスおよびローズヒップエキスにその作用を発見したそうです。

 

ハスカップとは

酸味の強い青紫色の小さい果実をふたつ一組で実らせ酸味が強いのが特徴で、北海道特産になっています。ジャムやゼリー、おかしに加工され、北海道のお土産として様々な商品になっています。

 

ローズヒップとは

ハーブの一種であり、バラ科バラ属の果実の総称で、濃い赤色に熟すると収穫されます。

ビタミンCが多く、レモンの約20倍です。ローズヒップティとして飲み物に加工されることが多いようです。

 

オルビス化粧品を時々購入しているので、オルビス商品カタログと一緒に、この「GDF11」の発現を増やす紹介とハスカップエキス、ローズヒップエキスとトラネキサム酸を配合した試験品の運用結果が紹介されている記事を見ました。

そこには、被験者データとして、40代から50代の女性3人の写真も載っていました。

 

その女性の写真から、12週間の使用で肌のハリや透明感がアップされたことがわかります。

まだ、運用試験の段階で、化粧品でもあることから、すべての人に効果が期待できるということではないとは思いますが、アラフォー世代には朗報ですね。

【参考】ポーラ化成工業株式会社ホームページ

http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20230622.pdf